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バランスの取れたカラダとココロのためのブログ

『反対』を考える ③ 老化と若返り

時間は一定方向に流れていて戻ることはなく、私たちの体は時間の経過と共に老化していきます。また、通常私たちは寝ているとき以外は立っていたり座っていたり、頭が一番上の姿勢で過ごしています。

 

頭を下にする逆転のポーズは、通常の姿勢と反対(逆行)であることから、若返りの効果があると言われます。以前ご紹介した 東城 百合子先生の自然療法という本にも、“美容と健康の逆立ち”としてサーランバサルヴァンガアーサナ(肩立ちのポーズ)が紹介されています。

 

乳海攪拌というインド神話の有名なエピソードに、“アムリタ”という不老不死の霊薬が登場します。インドでは頭部に月、お腹に太陽があり、頭の月から滴る甘露アムリタをお腹の太陽が飲み干すことによって私たちの老化が起こると考えるそうです。つまり、逆転のポーズを取ることで太陽と月の位置が反転、若返りの効果が期待できるという訳です。

 

サーランバサルヴァンガアーサナは“アーサナの女王”とも言われる、とてもリラックス効果の高いポーズです。まさに“美容と健康の逆立ち”、とは言え顎を胸に押しつけるようにして背中と肩で体重を支える必要がありますから、首や背骨に不安がある方は無理はしない方が良いでしょう。ヴィパリータカラーニで負担を軽減するのも良いかもしれません。

『反対』を考える ② インカの星座

9月23日は秋分の日、昼と夜の時間がほぼ等しく、この日以降北半球では昼は短く夜が長くなっていきます。冬に向かって空気が澄みわたっていくので、景色がよりはっきりと見えるようになる秋の夜長に、空を眺める機会も増えるでしょう。

 

ご存知のように、昔の人たちは夜空の星をつないで星座を作りましたが、インカの星座は、キツネ座、ヒキガエル座、お母さんと赤ちゃんのラマ座 等、私たちの知っている星座とは少し違います。そして、意外なことにこれらは星をつないで作られた星座ではありません。

 

インカ文明は南米でおこった文明です。北半球とは星の見え方が違い、南半球では天の川銀河の全体像が見えます。星が見えすぎるため、星の見えない黒い部分を星座として捉えていたのです。

 

星座は暗い夜空に浮かぶ星をつないで作るものだと思っている私たちには、明るい星空に浮かびあがる影の部分を星座とするなんて、到底持ち得ない発想です。

 

“反対(反対を考えること)”は、私たちの価値観や思考の制限を取り払い世界を広げてくれるものでもあると私は思っています。今夜は古代インカの人たちが見ていた夜空を想像しながら、月を眺めてみようを思っています。

PittaとVataの季節 ②

太陽と月は、上⇔下、表⇔裏のように相反する性質をもつ対(ペア)の一つです。Ayurvedaでは、反対の性質でドーシャのバランスを取ります。月礼拝で心と体のクールダウンとリラックスを図ることで、Pittaのバランスにつなげるのも良いと思います。

 

太陽の光=”陽”だとすると月の光=”陰”です。陰ヨガは一つ一つのポーズを長くキープします。筋肉の動きが抑えられる分、熱の要素も抑えられます。

 

日々の実践に陰ヨガのポーズを取り入れたり、朝に太陽礼拝を行い夕方近く~夜にかけて月礼拝をしたりすることでドーシャや陰陽のバランスにつながりますし、いつものパターンに変化が加わり、新しい気付きが得られるかもしれません。

 

また、太陽=外側なら月=内側です。占いでは、太陽星座は自分の対外的な側面、月星座が本来の自分の持つ内なる面を示していると言われます。アーサナをとるとき、いつも以上に意識を内側に向け、自分の内面をよく観察するように努めるのも良いでしょう。

 

9月21日は中秋の名月です。窓から入る月の光の下、ドビュッシーの月の光を聞きながら月礼拝をするなど、一風変わったお月見を楽しんでみるもの良いかもしれません🌙

PittaとVataの季節 ①

先日富士山を見ると頭の方が白くなっていました。まだ昼間は暑いくらいの日もあるのに、もう雪が降っている所もあるのですね。秋の虫の鳴き声が賑やかだったセミの鳴き声に取って代わり、空気も乾燥し軽さを増し、まさに季節の変わり目にいることを実感します。

 

季節の変わり目には動きの生命エネルギーであるVataドーシャが増えます。季節の変わり目に体調を崩しやすい人はVataの乱れが原因かもしれません。特にVataが増えやすい体質の人は体を温かくし、心も体もゆったりとリラックスして過ごす時間が持てると良いと思います。

 

秋はPittaが悪化しやすい季節でもあります。夏の間に蓄積したPittaが秋に増悪することで、特にPitta体質の人は不調が起こりやすいかもしれません。秋が旬の食べものを積極的に摂る、心も体もゆったりとリラックスして過ごすのもVata同様Pittaのケアにも有効です。

 

また、Pittaのバランスに月光浴をするも良いでしょう。月の光は太陽光の反射です。太陽光が熱を帯びていてPittaを上げるのに対し、月の光は熱のない光でPittaをバランスしてくれます。

 

夕食後お腹が少しこなれたら、月明りを浴びて秋の風を感じ虫たちの歌声を聞きながらゆったりお散歩をすれば、Pittaのケア以外にも消化の促進にもつながり、とってもリラックスできますよ◎

【ティータイム】トゥルシーティー トリプルミックス!

エコ鉢、オレンジ鉢、色の濃いトゥルシーの3つの茶葉でトゥルシーティーを入れてみました。

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今回は鍋で沸騰させたお湯の中に茶葉を入れ蓋をして蒸らして抽出します。蓋を開けた瞬間、トゥルシーの濃厚な香りに包まれます。

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トゥルシーティーの蒸気を体中に巡らせるようにしばらく呼吸を楽しむ。

 

違う種類のトゥルシーをミックスしたことで、香りに深みや奥行きが生まれたように感じます。フレッシュティーは本当に香りが良く、飲みなれてしまうと市販の茶葉が少し物足りなくなってしまうのが困ったところです。

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この香りをお届けできないのがもどかしい…!

 

【ティータイム】ゴトゥコーラティー(今年2回目の新茶を味見!)

2回目収穫分で作ったゴトゥコーラティーが良い具合に乾いてきたので、味見をしてみました。

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前回よりも緑が鮮やかできれい、まさに新茶といった感じです。

細かくしているとゴトゥコーラの香りがしてくるのですが、マスクをしていてもはっきりと分かるくらい今回は香りがかなり強いように感じます。

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飲んでみると、今回は香りがより強いのはもちろんのこと、雑味が少なく前回よりもクリアな味わいでした。苦味の少なさは前回と同じくらいで飲みやすかったです。

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1回目に作ったときは、干し始めてから梅雨入りしてしまいました。乾燥するまでにかなり時間がかかり、その分香りが飛んでしまい、吸い込んだ湿気により雑味が出てしまったのではないかと推測しています。

トゥルシーとゴトゥコーラ

トゥルシーとゴトゥコーラは共に温かい地域の植物ですが、他の好みは割と正反対と言えます。

 

トゥルシーがお日様大好きなのに対し、ゴトゥコーラは半日陰を好み強い日差しは苦手です。暑い晴れの日が続くと、トゥルシーは俄然生き生きとして花芽がどんどん伸びてきますが、ゴトゥコーラは何だかしんどそうに耐えています。先月ゴトゥコーラを大量に収穫した前後は晴天が続いたので、枯れるのではと本気で心配しました。

反対に雨や湿度の高い日が続くと、今度はゴトゥコーラが待ってましたと言わんばかりに生き生きとしてきます。こんなときはトゥルシーも花芽を伸ばすことをやめ、じっと大人しくしています。

 

性格が全然違う2人を見ていると、私たち人間と同じように植物もお日様と雨をバランスよく必要としているのだと改めて感じます。“どちらも必要” だからこそ、そのバランスが大切です。

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お花が満開のトゥルシー🌺

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どんよりお天気で生き生きするゴトゥコーラ。

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元株の葉の色が抜けてきて少し気になっています…